タブー視される人口問題

いま「国連地球生きもの会議」が名古屋で開催されている。
それにまつわるNHKの討論番組の中で、視聴者から提示のあった「人口問題をなぜ取り上げないのか」という問いに対して、コメンテーターの一人が、「この問題はタブーなので……」という発言をしていた。

人口問題について、これまでマスコミが取り上げてこなかったわけではない。しかし、最近のエコ論議の中で、地球温暖化、生物多様性の問題などが盛んに取り上げられる一方で、なぜかこの問題は無視され続けてきた。その答えが初めて公の場で提示されたという意味で、この発言はきわめて重要な意味をもっている。
なぜならすべての地球環境問題の原因はこの「人口問題」に帰するといっても過言ではないからだ。

確かにこの問題を取り上げてしまうと、人間存在の根幹に関わるものとなってしまい、収拾がつかなくなるからもしれない。しかしだからといって、10年後20年後の世界を考えた時、この問題を抜きにしては立ち行かないことは明らかなのだ。
タブー化して先送りするのではなく、今こそ人類の存在意義をかけたこの問いかけをしなくてはいけない時ではないだろうか。
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by fuutaro58 | 2010-10-11 15:05